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2017 J2 第1節 町田ゼルビア 対 ジェフ千葉 @ 町田市立陸上競技場 [ジェフユナイテッド市原・千葉]

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2017年2月26日(日)
14:00 キックオフ
町田市立陸上競技場

明治安田生命J2リーグ 第1節 VS FC町田ゼルビア 町田市立陸上競技場
2017年ジェフの試合観戦2試合目。

0-1で勝利。

行きは聖蹟桜ヶ丘駅からバス。
帰りは永山までバス。

最寄りのバス停から、スタジアムへ向かう途中、工事している場所があったのだが、看板を見ると、リニアの工事だった。

千葉に住んでいると、実感が無いのだが、既にリニアの工事がはじまっているんだね。
そういえば、橋本駅も、それほど遠くないからなぁ。

珍しく、メインスタンドのチケットを購入していたんだけど、そのチケットは、ホームとアウェイが厳密にわかれていない座席。

なので、ジェフの近くで観戦しようと思ったけど、既に満席。
仕方なく、ホーム側の席で観戦したが、意外と同じようにジェフサポーターがいたように思う。

スタジアム全体でも、開幕戦という事もあって、満員に近くなっているように見えた。
閑古鳥が鳴くような状況にならなくて良かったよ。

試合の方は・・・勝つには勝ったけど、町田の決定力不足に助けられた感じ。
2週間前はJ1の柏レイソルと対戦し3-0で負けた訳だけど、やっぱり柏と町田の選手に、大きな質の違いがあるな、というのは感じる。
相手の戦術というより、選手の質の違いに助けられた感じだね。

ジェフも、ちばぎんカップの時よりは、守備が少し良くなったけど・・・
とは言え、これだけでハイラインだと、他のチームより、リスクが高くなるのは、致し方ない。
なので、見ていてヒヤヒヤするのは、たぶん、ずっと続くというか織り込み済みという感覚でいるしかないのだと思う。

この日は、ピッチのコンディションが、今ひとつだったのかな?
特にアウェイのジェフにとっては、ちょっとボールの扱いが難しそうに見える時もあった。
それが影響した訳じゃないだろうが、運動量の落ちてきた後半には、結構攻め込まれている時間帯が長いような気もした。
何度か、大きなピンチもあり。

だけど、なんとか、本当に偶然のように失点しないで済んだ。

逆に前半は、町田の選手達が、面喰らったというか、対応に苦慮していた感じがあって、結構攻めこんでいたように思うんだけど、やはりその時間帯で点を取れないと、後半は苦しい展開になっちゃうんだろうね。

決勝点となった、前半終了ちょっと前の町田のシュートも、本当に一瞬の隙を突いたように見えたけど、この時間帯に得点できたのは、良かったよ。

とは言え、ジェフの新システムが、圧倒的に強い、とは見えなかった残念ながら。

それでもアウェイで勝ち点3を得たのは、素直にうれしい結果ですね。

http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0226/result/
http://www.zelvia.co.jp/match/game/92888/
http://www.jleague.jp/match/j2/2017/022606/live/
http://www.football-lab.jp/chib/report/?year=2017&month=02&date=26
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=22954
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アメリカ・ドイツ・フランス映画『スノーデン』を観たんだけど、彼の暴露理由がようやく理解できた。 [映画]

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2017年2月22日 TOHOシネマズ新宿
2017年に観た16本目の映画

以前に観た『シチズンフォー スノーデンの暴露』は、とても興味深いドキュメンタリー映画だったのだが、スノーデン氏の「暴露理由」については、今ひとつわからなかったので、この作品なら、わかるかと思って見てみました。

それとやはり、スノーデン氏の特異なパーソナリティについては、興味を持ちました。

彼はIQが一般的な人より高い気がします。
恐らくはそこからくるのであろう、不思議な雰囲気。

そういう人の半生が、どのようなものだったのか、というのは、とても気になりました。

ふむふむ。
そういう事なのか。
ちょっと脚色されている気がしなくもないけど。

通信傍受については、高校生くらいの時かな、青森の三沢にあるアメリカ軍の基地に「象の檻」と呼ばれる通信傍受施設があって、日本国の電話を含む全ての通信を傍受しているという話しを聞いたことがあったので、スノーデン氏の暴露は、報道当初から「たぶんホントだろうな」と思ってました。

ただ、彼の経歴で、自ら志願して軍隊に入隊していた事。
それも、肉体を酷使する特殊部隊に所属していた事は、この作品を見るまで知りませんでした。

なんだか意外なんですよね。
頭脳を使う事に長けている人特有のひ弱さを漂わされているように見えるスノーデン氏、実は肉体を酷使する事を自ら望んでいた過去があったとは・・・

そこまで愛国心を持っていた彼が、何故、祖国を裏切り、祖国を追われ、あのような暴露を行なったのか。

まだ、この作品でも語られていない"何か"があるような気もするけど・・・
それは、数十年後明らかになることなんでしょうね。

それと、この作品、少し前に見た『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』にも繋がる作品だと感じました。

スノーデン氏が行なっていたデータ収集が、アイ・イン・ザ・スカイで描かれていた世界で、利用されている事に気がつく。

こういう順番で見ると理解しやすいかも。

『スノーデン』→『シチズンフォー スノーデンの暴露』→『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』

アメリカ中心に世界を見ていくと、インターネット上に流れる情報を無尽蔵に収集できる、という事が、いかに国益にとってプラスになる事なのかという事が見えてくる。

そのプラスを考えたら、個人のプライバシー侵害というマイナスなど、どうでも良い事なんだろうね。

それと、昔のように、フェイス・トゥ・フェイスで、直接誰かと会うことの価値が、以前より高くなると思う、今後、情報化社会が進めば進むほど。

http://coco.to/movie/40764
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84647
https://www.imdb.com/title/tt3774114
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=89198

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イギリス映画『アイ・イン・ザ・スカイ』を観たんだけど、戦争映画ではなく、政治映画ですねこれ。 [映画]

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2017年2月15日 シネマート新宿
2017年に観た15本目の映画

金正男暗殺事件が起きて、この作品を見てしばらくしてから。

で、気がついたんだけど、この作品で描かれている状況も、簡単に言うと「他国で、自国にとって有害な人物を抹殺」という意味では同じ行為なんじゃないかと。
手段は違うけど、目的は同じなんじゃないかと。
一応、大義名分はあるけどの、本作で描かれている状況では。
でも、それでも他国民を暗殺する事が正当化されるのかは、よくわからない。
というか、たぶんダメでしょ、法的根拠も怪しいし、倫理的にも許される事じゃないのでは、と思った。

実際に、少女が1人攻撃目標のそばにいるとして。
こんなに躊躇するのかな、と感じた。

躊躇させている少女は、同盟国の国民ではあるけど、自国民ではなく。
しかも白人でも、キリスト教信者でもなく。

それで、こんなに躊躇するなんて、そんな良心が、米英の軍属にあるのかな?

政治家が狼狽えるのは、よくわかる。
どこの国でも、事なかれ主義なんだろうから。

だけど、軍属はどうだろうか?
一応、テロリストが自爆テロを発生させそうなので、それを阻止するための攻撃、という大義名分があり、文民統制が効いているからこその攻撃躊躇という描写になっているのだけども。

ホントに、こんな理性的な判断するのかな軍属が。
命令系統なんて無視するんじゃないの?大義名分さえ手に入れば。

我が祖国、日本国の軍隊ではなく自衛隊ですら、文民統制が怪しい状況なのに・・・

夢物語では、もちろん躊躇する軍属であって欲しいという願望はあるけど。
そして、この躊躇が、願わくば日本国内で同様の事態が発生した際にも、発露されますように・・・

米英の軍属は、無慈悲に見殺しにしそうだもんな日本人なんて白人じゃ無いしキリスト教信者でもないし。笑

民生用のドローンが登場したときに、それと人感センサーを組み合わせれば、自動で人間だけを殺す機械が、簡単に作れる時代がついに来たか、と感じたんだけど。

それがあれば、さらにテロが簡単にできるよね、自爆テロで人命を失う事無く、民生用ドローンを操縦してテロを行う事が。

今後、テロ行為は、益々簡単に、そして威力はより大きくなっていくのだろうという事を感じずにはいられない作品でした。

そして、世界は、私が思っている以上にテロにより疲弊し、混沌としているという事も垣間見る事ができました。

http://coco.to/movie/83058
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84763
https://www.imdb.com/title/tt2057392/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=96929

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日本映画『ANTIPORNO アンチポルノ』を観たんだけど、そう言えば、この監督の語り口は苦手だったのだった。 [映画]

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2017年2月15日 新宿武蔵野館
2017年に観た14本目の映画

かなり見る人を選ぶ、そして好き嫌いが分かれる作品ですよね。
そういう作品、嫌いじゃないのですが、これは苦手です正直。

えっとですね、見始めてから気が付きました。
園子温監督、そういえば以前見た『地獄でなぜ悪い』も苦手だったなぁと。

同じ語り口ですよね。
もちろん、物語は、違うのですが。

苦手な語り口の上に、なんだか学生映画みたいなアート表現というか、抽象的表現が降りかかってきて、監督のファンには、たまらないのでしょうが、そうでは無い私にとっては、つまらないというか、苦痛というか。

人間同士のつながりを描いている気がするのですが、それにしては、妙に画面がキレイで、猥雑さがあまり感じられなかったのも、なんだか雰囲気が違うなぁと。

8ミリとか16ミリとか低解像度のフィルムで撮影したら、また違った雰囲気になっていたような気もします。

『縁に立つ』で知った某女優さんが出演ということで見に行ったのですが、唐突なヌードに驚きました。

その女優さん以外が印象に残らないのが、なんだか作品として歪だと。

そういう歪さを狙っているんでしょうけど、もう少し泥臭さがあった方が、好みでしたね。

某女優さんの実年齢からすると驚愕のキレイなヌードに+10点です。

http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot/antiporno/
http://coco.to/movie/83041
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87084
https://www.imdb.com/title/tt5973032/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=107503

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2017 Jリーグプレシーズンマッチ第22回ちばぎんカップ @ 日立柏サッカー場 [ジェフユナイテッド市原・千葉]

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2017年02月11日(土・祝) 13:00KO  日立柏サッカー場

柏レイソル 対 ジェフユナイテッド市原・千葉

2017年ジェフの試合観戦1試合目。

久しぶりにちばぎんカップの観戦。
試合開始直前にスタジアム着。
改修後、はじめての日立台だったんだけど、ホーム側とアウェイ側のエンドが入れ替わっていた。
しかも、ホーム側(以前のアウェイ側)は、2層構造になってるし・・・

私は、メインスタンドの一番アウェイ側最前列。
もはや最前列しかあいてなかった。

結果的には2-0で敗戦だったんだけど、ラインの高さは衝撃的だった。
GKが、あんなに前に出てるチーム、はじめて見たよ。

レイソルの選手が「いかにもJ1」という身体の使い方をしているのも印象的だったんだけど、やっぱりジェフの戦術の特異性が、強烈に印象に残る。

最前列なので、あんまり見えなかったんだけど、帰宅後、チバテレビの生中継を録画しているのを見たら、足を攣っている選手が何人も・・・

かなりリスクを取って、前に出て行く攻撃は、面白くあるけど。
だけど、日本人にとって、リスクを取ることって、凄く苦手だと思うから、そういう観点で見ると、果たしてこれが、うまくいくのかとも思う。

選手全員が、リスクを適切に取るという判断が、ちゃんとできるのかどうか。

うまくいけば、今までのJリーグには、あまり見られなかった面白いチームになると思うが、その前に瓦解しないかどうか、心配にもなる。

現地で観戦してて思ったこと。
・ホントにこの戦術メインでやるの?
・リスクを取るのが苦手な日本人にこの戦術は相当ハードルが高いんじゃないか。
・リスクを適切に取るために選手の意識改革が必須だと思うけど監督は日本人の性格的特性を理解しているように思えないんだが・・・
・夏場はどうすんだ?

という事です、まとめると。

https://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0211/result/
http://www.reysol.co.jp/game/results/2017/170211.php
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チェコ=ロシア=ドイツ=ラトビア=北朝鮮映画『太陽の下で 真実の北朝鮮』を観たんだけど、かつての大日本帝国とは違うのだろうか? [映画]

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2017年2月5日 シネマート新宿
2017年に観た13本目の映画

この作品で描かれているピョンヤンは、なんとなく知っている。
たぶん、日本は東アジアの国だからなのだろう、テレビの調査報道で、定期的に北朝鮮の実状と題した映像が流されるからだ。

今まで見た事が無い映像があるとすれば、熱心に演技指導する、北朝鮮の監督?さんのメイキング映像だろう。

言わせているセリフが随分と時代錯誤な感じなのと相まって、なんだか滑稽に見える。

だけど、日本も第二次世界大戦に負けるまでの大日本帝国時代は、多くの面で今の北朝鮮と似通った状況だったのではないだろうかと思う。

そう考えると、日本は第二次世界大戦に負けて憲法が変わって良かったと思うし、その当時の日本を国外から滑稽に見ている人たちが、一定割合いたのだろうと想像する。

監督は、この作品を完成させるに当たって、なんらかの方法で当局の監視をすり抜け、撮影を行い、撮影した映像素材を国外へ持ち出したのだろうけど、監視担当者やその家族は、収容所送りになったり、処刑されていないのだろうかと心配になってしまう。

そうなっていたとすれば、実は監督の行動も、決して褒められたものでは無いと感じてしまう。
そこまでして製作すべき映画だったのだろうかと。
もちろん、言われたまま撮影するのであれば、プロパガンダとなってしまうので、それはそれで、また別の問題となってしまうのだが。

この作品に出演した少女の10年後、20年後を撮影した続編を見てみたいが、当たり前だが、同じ監督では無理だろう。

なので、次、いつになったら、我々は再びあの少女に出会えるのか、全くわからないのだが、大過なく幸せな人生を過ごしてくれるといいな、と思った。

ありきたりの感想になってしまうが、それこそ、『この世界の片隅に』のすずさんのように、厳しい環境でも前向きに、しなやかに…

http://coco.to/movie/83365
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87415
https://www.imdb.com/title/tt5129818
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=100923

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アメリカ映画『ザ・コンサルタント』を観たんだけど、IQが高い人特有の孤独と生き辛さが描かれている珍しい作品だった。 [映画]

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2017年2月3日 京成ローザ10 イースト
2017年に観た12本目の映画

今までの映画では、単に「頭の良い人」が描かれる事はあっても、その頭の良さが、学歴の良さではなく、知能の高さから来ている事、そして、そのIQの高さ故に、周囲から異物と捉えられ、幼少から孤独を抱え、社会に出てからは、相手に合わす事で摩擦を回避するという生き辛さを抱えている事を、ちゃんと描写している希有な作品。

この作品を見て、その事に気がついている人が、どの程度いるのか、わからないのだが。

自閉症として描かれている主人公。
でも、会計士として頭脳明晰なキャラクターなので、この人知能が高いんだな、というのは、たぶんほとんどの人が気付くと思うけど。

その心の中に、闇というより、孤独を感じました。

オヤジさんと、クルマの中での会話。
あそこは特に孤独を強く感じ、涙が出そうでした。
なんて惨いシーンなんだろう。

ストーリーの展開や伏線の回収が、ちょっと杜撰かなと思わなくも無いけど、私にとっては、知能の高い人が抱いている孤独を描いてくれただけでも、他の作品より、ずっと心に染みるし、有り難いと感じる、特別な作品でした。

興行成績如何では、シリーズ化の匂いがしますが、もしシリーズ化しても、この孤独と生き辛さが描かれるのかなぁ。
そこは、類似作品では感じられないテイストなので、残して欲しいのですが。

少し前に見た『ブラック・ファイル 野心の代償』と、似たような題材と言えなくもないと思うのです、社会のウラに流れるお金の話しという意味で。

ですが、作品の出来としては、こちらの方が、上だと思います。
とは言え、傑作ではありませんが。

http://wwws.warnerbros.co.jp/consultant-movie/
http://coco.to/movie/83243
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87327
https://www.imdb.com/title/tt2140479
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=103314

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アメリカ映画『沈黙 サイレンス』を観たんだけど、想像ほど難解ではなかったが・・・ [映画]

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2017年2月1日 京成ローザ10 イースト
2017年に観た11本目の映画

遠藤周作原作か…キリスト教の話しだよね、難解なんだろうなという思い込みだけで、この作品、最初は行かないつもりでしたが。

マーティン・スコセッシ監督作品を見た事も遠藤周作作品を読んだ事ないのですが、思ったより評判良いので見に行きました。

確かに、想像ほどは難解ではありませんでした。
但し、と言うか、やはりと言うか、キリスト教に対しての知識が乏しいと、わからない場面もありますね。

ただそれは、限定的な場面ですので、キリスト教へ対する知識がないから、見てもつまらない、というレベルの話しではありませんでした。

一安心。
厳密に言えば、そりゃ知ってた方が良いですけどね。
とても抽象的で、作家性が強い、難解な作品だったらどうしようとビビッてましたが、そこまで難解じゃなかった。

ただ、大衆娯楽作品ではないので、それなりに教養が無いと、見てて意味がわからず、つまらないかもしれません。

たぶん、日本人が製作したら、こういう作品にはならなかったでしょうね。
キリスト教の描き方が、もっと腰の引けた描写となっていたんじゃないかと想像します。
日本人の拷問も、あれほど残虐には描かなかったでしょうし。

逆に、日本人が悪く描かれているのかと思ったら、そうでもありませんでした。
アメリカ人の製作する映画で描かれた日本って、違和感が強いじゃないですか、普通。
でも、この作品は、そういう面での違和感がほぼありません。
これは特筆すべき事だと思います。

よく言われるように、信仰とは?宗教とは?神とは?と問うているだけではなく、時代というか、国家に翻弄される庶民の姿が、描かれているように感じました。

いいですね、こういう、時間的にも内容的にもずっしりとした手応えのある重い作品。

"神対応""神曲"等、神様がインフレを起こして、なんの有り難みもなくなっている現代日本国の薄っぺらさが、浮き立ってきますね鑑賞後は。

折角なので、日本でもアメリカでもなく、ポルトガルの人たちに見て貰いたい作品ですね。

我々とは全く異なる見方があるような気がするので、それを見てみたいです。

http://chinmoku.jp/
http://coco.to/movie/83407
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86842
https://www.imdb.com/title/tt0490215/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=69117

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香港・中国映画『ホワイト・バレット』を観たんだけど、漲る緊張感で見終わるとグッタリする作品でした。 [映画]

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2017年1月25日 新宿武蔵野館
2017年に観た10本目の映画

最初の手術シーンで、私が見るべき作品ではなかったか、と若干の後悔。
ああいう医療的なシーンが、昔から苦手なのに、妙にリアルなので。

次に、終始「いつ銃撃戦が始まるのか」と緊張しっぱなし。

ジョニー・トー作品を見たのは2回目。
最初は『毒戦 ドラッグ・ウォー』だったのだが、ほぼ全員死亡という結末だったので、この作品もそうなんじゃないかと思っちゃって。

結果的には、ああいうラストだったので、私の心配というか不安は、結果としては杞憂に終わったのですが。
見終わった頃には、疲労困憊でした。
やはりラストは大銃撃戦でしたしね。

今年、たまたま中国映画を何作も見ているのですが、ほとんどの作品は、VFXの使い方が、日本人の感覚から言うと「わざとらしい」のですが、この作品もその傾向がありますね。

そこはやっぱりなんか違和感があるんだけど、中国では、このくらいはっきりと効果がわかるのが、受けるのでしょうね。

私が好きな、韓国ノワールな作品と比べると、ちょっと荒唐無稽感が強い気もしますが、これはこれで、アクが強く、あとを引く感じもします。

作家性と大衆娯楽性が鬩ぎ合って、ギリギリ大衆娯楽性が勝っている印象です。

そういう作品は、日本ではなかなか作れない作品である事も、紛れもない事実だと思うので、面白いと思いました。
『毒戦 ドラッグ・ウォー』の方が、私は好みでしたが、この作品も、決して悪くないです。

中国も国内にはたくさんの"闇"があると思うので、そこら辺がうまく絡んだノワールっぽい作品が出てくるのかな、今後は、と思いますが、一方で中国本土では、作品に対する検閲もあるのでしょうから、映画における表現の自由が日本や韓国ほど高くは無い。

その状況で、映画産業…特に、ダークサイドについて扱った作品が、どのように発展していくのかな、なんて事まで考えてしまう作品でした。

http://coco.to/movie/83208
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87280
https://www.imdb.com/title/tt4379728/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=103496

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香港・中国映画『疾風スプリンター』を観たんだけど、10代~20代前半向けの熱い作品でした。 [映画]

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2017年1月25日 新宿武蔵野館
2017年に観た9本目の映画

ダンテ・ラム監督・脚本の作品は、『激戦 ハート・オブ・ファイト』がとても良かったので、今回も期待して見に行きました。

今作も、己の躍動する肉体で魅せるタイプの演出が施されたレースシーンは、期待通り。

ただ、ドラマパートの稚拙さというか、一昔前のアイドル映画みたいな話しは、「なんなんだろう」と思いました。

でもこの作品、たぶん、大人が見る作品じゃないんですよね。
メインターゲットは、10代後半~20代半ばなのでは?
しかも、日本の、ではなく、中華圏のそれですね。

そう考えると、辻褄が合うというか、納得できます。
でなければ『激戦』と同じ脚本家が、ここまで稚拙な脚本を書くというのは、理解し難いですから。

中華圏の10代後半~20代半ば向け娯楽作品として考えるなら、作品全体から醸し出される熱気や、挫折があっても夢を諦めるな、といった前向きなメッセージが常に発せられるのも、納得です。

見終わった後、「10代後半~20代半ばを生きる人たちへ、人生の良き先輩からの熱いメッセージ」を感じられる映画にしたかったのかな、という気がしました。
少し前『人魚姫』を見たときも思ったのですが、中華圏の大衆娯楽作品では、今のところ、複雑なプロットは必要とされていない様子ですので。

それを考えると、よくできた作品です。
もし、私に10代後半~20代半ばの子供がいたら、見せたいですものこの作品。

大人にとっても、今どきの日本映画では、なかなかお目にかかれない熱さですので、VFX多用ではなく、己の肉体を駆使する作品を見たい方にはオススメできると思います。

ドラマパートの稚拙さに目をつぶってもらえれば、ですが。

http://shippu-sprinter.espace-sarou.com/
http://coco.to/movie/40206
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86097
https://www.imdb.com/title/tt4788638/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=87147

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