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日本映画『愚行録』を観たんだけど、2017年度暫定ワースト1位ですね。 [映画]

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2017年3月23日 京成ローザ10 イースト
2017年に観た23本目の映画

2017年度暫定ワースト1位

つまんなかった。
凝った映像を見せられても、物語がTVドラマみたいな陳腐さで、既視感が酷く、新たな価値観を見た、という感覚がまるでなかった。

縦軸として親子と兄弟の物語。
横軸として同級生たちの物語。
その縦と横の軸で描かれる物語が、あまりに陳腐で・・・びっくりした。
どっかで見た事がある2つのハナシが、串刺しになっているだけ。
なんの新鮮味もなくて映画が終わった時に、「え、たったこれだけのハナシナノ?」と驚いた。

繊細な人物描写に繊細な映像が、日本映画だ、と言うのであれば、やっぱり俺日本映画苦手だな、という事で。

特に、少し前に見た韓国映画が、あまりにも強烈だったので、で、その後見た中国映画も、強烈さは劣るけど、生身の人間が持つ、どうしようもない揺らぎのようなものを上手に描いていただけに。

このタイトル愚行録というには、ずいぶんユルユルで、ほんと今挙げた3作の方が、よっぽど愚行録だよと思いながら納得できない気持ちで見てました。

まぁ日本みたいに、ぬるま湯につかっている国で、愚行録といっても、しょせんこの程度の愚行しか描けないんだなぁと。

こんなユルユルで甘ったれた人間関係を愚行だとか大袈裟に思ってんの世界基準で見たら平和ボケした日本人だけでしょ。
トホホ。

http://gukoroku.jp/
http://coco.to/movie/83332
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86040
https://www.imdb.com/title/tt5560592/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=105464

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アメリカ映画『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』を観たんだけど、いかにもアメリカの政治家、という男のドキュメンタリーでした。 [映画]

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2017年3月23日 千葉劇場
2017年に観た22本目の映画

なんというか、アメリカらしいなぁ、というドキュメンタリー映画。
主人公の政治家、なんかもう、最初っから胡散臭い。
アメリカ人特有の、薄っぺらい正義や公正が、これでもか、と言わんばかりに匂ってきて、嫌悪感。
議論=相手を打ち負かす事、って感じだし。
いやはやなんとも勇ましく、知性も教養も感じない。
でもって一番不思議だったのは、嫁。

こんな薄っぺらい人のどこが良かったんだか・・・
謎。

なんかの政略結婚なのかと思ったら、そういう訳でもなさそうだし。
単純に、若さ故の過ちだったのだろうか・・と考えていたんだが、そうこうしているうちに、旦那が、自身の性的な過ちにより、自滅。
と同時に、目が覚めたって訳でもないだろうが、夫婦仲もギクシャク。

そりゃそうだろう。
ちょっと気になって英語版のWikipediaを調べてみたら・・・
嫁とは2016年に離婚。

でもって、最新トピックス!
"2017年1月31日に、ウォールストリート・ジャーナルは、連邦検察官が児童ポルノに関連する事件についてウィーナーの告訴を検討していると報じた"
って。

トホホ。
バカは死んでも治らない。
相当特殊な性癖なんでしょうねぇ。
仮に今後、一度や二度、刑務所に数年収監されたとしてもその程度じゃ矯正できない性癖なんだろうと思います。
再犯率高そうで、怖い怖い。

そもそも、児童ポルノ関連って、いったい何やったんだ?
ちょっと想像つかんけど。

この映画の監督は、なんで彼を追おうとしたんでしょうか。
何かやらかしてくれそう、という勘が働いたのでしょうか。

いや別に、性的なスキャンダルが発生しても、本来の議員としての責務を全うしてくれるように見える人物なら、糾弾する必要は無いと思うけど、このウィーナー最大の欠点は、そういう風に見えないこと。
少なくとも私には。

俺やっぱりアメリカ合衆国って薄っぺらくて好きになれないなぁという事を再認識させてくれた作品となりました。

http://www.transformer.co.jp/m/weiner/
http://coco.to/movie/83736
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87822
https://www.imdb.com/title/tt5278596/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=100394

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アメリカ映画『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』を観たんだけど、アイヒマンとは直接関係無いかなぁという作品でした。 [映画]

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2017年3月22日 シネマカリテ
2017年に観た21本目の映画
映画タイトルからアイヒマンに関連する作品なのかと思ったら、直接的には関係の無い作品でしたね。
社会心理学者スタンレー・ミルグラムの半生を描く作品でした。
どのような実験を行ない、それを行なおうとした動機に焦点をあてている感じでしたね。

アイヒマンとの関連については、彼が、とある実験を通して、ホロコーストが何故起きたのかを研究しているのですが、その動機に関連して、アイヒマンが登場する程度です。
もっとも、アイヒマンが異常性格者だったら、それはそれで特異な人物が引き起こした悲劇で終わっていたのでしょうが、実際にはそうではなかった。
我々の周りにもたくさにる、極めて職務に忠実な、一介の市民だった。
その事が、世界に与えた衝撃は、凄まじかったのだろうと思います。

ホロコーストを容認してしまう人間の残虐性について、科学的に証明ができるのか?
アイヒマンはじめ、加担した人の多くは、上から、つまり自分より権力を持っている人間に指示されたことを、そのまま遂行しているにすぎない、というメカニズムを解明を解明する。
その事によって、道義的に誤った指示に対して、どのように行動すべきなのか、つまり残虐行為への加担に対しての予防措置を検討したい。

そんな思惑がミルグラムには、あったように思います。

実験の結果は、非常に恐ろしい結果で。
一定の条件下であれば、残虐行為へ加担する人が、一定割合・・・それもこの実験では、半数以上の人が・・・いるという事が証明されてしまいました。

性善説を唱える人からすると、受け容れ難いかもしれませんが。

ただ、劇中に描かれているように、この実験自体に、倫理的に許される実験なのか?
他にも、実験内容のパラメーターを少し変更しただけで、結果に大きな違いがでるような不安定さがあるようなので、否定的な意見も、あるようです。

それでも、やはり、残虐行為発生のメカニズム解明と再発防止策については、十分に検証・検討されるべき事だと思うので、ミルグラムの行なったこの実験、そしてそこから起こる問題提起について、とても有意義な事だと感じました。

単なる性善説とか心の闇という指摘をするだけでは、虐殺のような残虐行為は、防げない。
であれば、科学の力を使って、なんとか防ぐ手立てが無いのかを模索する行為は、とても尊い行為だと思う。
それにより、戦争に加担した事で発生する兵士のPTSDを予防したり、治療する際にも有用な事がわかるかもしれない。
更に人間の本質が、つまり、人間とは一体何なのか、という事が明らかになっていく事に期待したいと思います。

http://next-eichmann.com/
http://coco.to/movie/40744
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87454
https://www.imdb.com/title/tt3726704/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=93568







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中国・フランス映画『ブラインド・マッサージ』を観たんだけど、障害を持つ人たちを聖人君子として描いていない作品でした。 [映画]

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2017年3月22日 uplink渋谷
2017年に観た20本目の映画

盲人が働く南京のマッサージ院が舞台となる群像劇と聞いていたから、安っぽい感動巨編とかだったら嫌だな、と思ってたんだけど。

ロウ・イエ監督なので、それはないかと。
『パリ、ただよう花』が良かったから、今回もきっと良いのだろうという期待。
それと、『激戦 ハート・オブ・ファイト』にも出演していたメイ・ティンが気になって、本作を見る気になったのだが。

良かったです。

韓国映画2連発の直後だったから、つまらなく感じたらどうしようと思っていたけど。
杞憂でしたね。
やはり、力のある監督は違う。

ちゃんと、こちらに訴えかけてくるものがありました。

インパクトは韓国映画2作に適わないものの。
例えば、性交シーンの猥雑さ、生々しさは、日本の『アンチポルノ』や韓国の『お嬢さん』を超え、本作が圧勝でした。

たぶん、露出としては、一番少ないんですけどね。
でも、その分演出が工夫されていて、生々しい。

以前、乙武洋匡氏が、「障害者が聖人君子のように扱われるのには嫌悪感を覚える」というような事を言っていたように思うのですが、この作品における障害者の描写は、色んな面での欲望を、良くも悪くも隠していない。

そういう演出が、この作品世界に、圧倒的なリアリティと厚みを持たしている気がします。
群像劇といっても、日本映画にありがちな、ワーキャー騒いでるだけの子供じみたものではなく、ちゃんと大人の鑑賞に耐えられる作品です。

そういう、障害のある人も、必ずしも清らかで良い人と描くのでは無く、ちゃんとした人間・・・良い面も闇もある、という風に描かれた作品に嫌悪感を抱かない人であれば、オススメです。

http://www.uplink.co.jp/blind/
http://coco.to/movie/83487
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87611
https://www.imdb.com/title/tt3469964/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=83869
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韓国映画『哭声/コクソン』を観たんだけど、2017年度暫定1位の、とても印象に残る作品でした。 [映画]

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2017年3月20日 シネマート新宿
2017年に観た19本目の映画

初めて見た韓国映画は、『息もできない』だった。
それで、「なんか凄いぞ韓国映画」って思って。
所謂韓流のドラマとは違う、骨太な世界がある事を知って。

次に見たのが、本作と同じナ・ホンジン監督の『悲しき獣』で。
見終わった後の衝撃・・・「おれ生きてて良かった」というね、凄い感想を抱かせてくれた作品で。
今思えば、あれだけ凄惨な描写を初めて見たって言うのもあるんだけど。

それにしても、後味が悪く、それが余韻を残す、非常に咀嚼しにくい作品だと思うんです、悲しき獣は。

ですが、それも、この作品と比較したら、まだ咀嚼しやすかったと。

ついに、まったくもって訳のわからない、咀嚼させる気がそもそもないんじゃないか、というね、「これ食用?食べられない種類のやつじゃないの?」みたいなのがやってきちゃいましたね。

少し前に見た『お嬢さん』も凄かったけど、それでもまだ、ミステリーとして謎解きの面白さというか、実際にはこうでした、という正解が提示されるんだけど、それすらないですから本作は。

だけど、それじゃつまんない作品だったのか?と言われると、そういう訳でもなく。
言語化できないというかしにくい領域に入ってくるハナシでした。

今どきの日本映画みたいに、全部セリフで説明してくれたり、映像で説明してくれたりする作品ばっかり人からすると、この突き放した感じは、到底許容出来ないでしょうね。

行間を読むというレベルじゃ無くて、行間しか無い、本文読めないよ、って感じです。
尤も、最初は読めてるんですよ本文。
それも、ちょっとこれコメディ?ってくらい緩い文章が続く中、ある時点から急速に緊迫感が増していき、ついには、本文が読めなくなって、行間しかない。

こんな映画、他にもあるのかな。
私は、古今東西全ての映画を見た事があるほどの映画マニアじゃないので、こんな映画見たこと無い、って、相当驚きましたけど。

凄い作品だ。

それとヨソ者が、敢えての日本人。
実際に日本人が演じる意味がありましたね。

あの國村隼が、ヨソ者って感覚は、少なくとも日韓の観客は、十分共有できたかと。
けど、『お嬢さん』でも書いたけど、日中韓の区別もつかない西洋の人たちからしたら、國村隼演じるヨソ者の異物感は、しっかり伝わったのかな?と思います。
アジア特有の、キリスト教と土着の宗教が共存する文化とかも、訳がわからないんじゃないかと思うし。
どういう風に咀嚼するのか興味があります。
そういえば、この作品、どこか『沈黙 -サイレンス-』に似た匂いがありますね。
日本と韓国、ちゃんと区別ついてるのかな西洋人は・・・

結論も、人それぞれ、いろんな解釈が出来るようになっています。
凄い脚本ですねこれは。

『お嬢さん』と共に、インパクト強すぎて、ちょっとっしばらくは、他の作品が霞んでしまいそうです。
そして、本国での公開時期は、違うのでしょうが、日本に於いて、この2作がほぼ同時期に公開された事は、韓国映画、絶好調を印象づける事になったと思います。

2017年に見た映画の中で暫定1位ですね。

http://kokuson.com/
http://coco.to/movie/83575
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86853
https://www.imdb.com/title/tt5215952/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=84000

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韓国映画『お嬢さん』を観たんだけど、エロ・グロ・ナンセンスという言葉を思い出す作品でした。 [映画]

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2017年3月14日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ
2017年に観た18本目の映画

いったいなにがあったんだキム・ミニは。
彼女が出演していた映画は、2作見たことがあるんだけど、『恋愛の温度』と『泣く男』と。
特に泣く男なんか、ラスト近くになって彼女がエレベーターから出てくるシーンで号泣したんだけどね。
まさかその数年後、全裸で画面に登場するとは、夢にも思ってなかったよ。苦笑

それと、相手役の新人女優、キム・テリ嬢。
凄いなぁ。

少し前に見た日活ロマンポルノのリブートプロジェクトの『ANTIPORNO』にも、たぶん新人さんなんだろうなぁ、若い女優さんが全裸で頑張ってたんだけど、ホント頑張ってるだけで、全然全くもってエロもアートも足りず。
「これぞ典型的な脱ぎ損」って印象しかナインだけどね。

これは、逆だよね。
「脱ぎ得」だよ。笑
しっかりとエロでもあり、アートでもあり。
良い印象しか残らない。

こういう作品みちゃうと、『ANTIPORNO』が薄っぺらい作品に感じちゃう。
上映時間が違うって言い訳も出来なくはないけど、もっと根源的な何か、がね、決定的に違うんだなぁ、うまく言葉にできないけど。

少し前に見た『沈黙』のように、日本人役には日本人俳優を起用した方が良いのかな?
私としては、そう思っていなくて。
これは韓国映画なのだから、日本語下手で意味が理解できてなさそうでも、韓国人が演じた方が良かったんだと思う。
日本人の女優を起用したら、確かに発音や服を着ている時の演技は、良いだろうけど、そのかわりに、他の部分で作品が失うものも大きい気がするよ。

なので、この作品に関しては、これで良いと思う。
それと、日本でも韓国でもない、西洋の人たちが、こういう作品をどのように捉えるのかは、気になる。

私は、日本人だから、日本語のセリフや文化について、ある程度、ネイティブスピーカーとして良くも悪くも、思う事があるけど、西洋で、韓国語と日本語と中国語の聞き分けもできないようなレベルの人は・・・こういうのどう感じるのかな?

和洋韓折衷のような不思議な洋館の内装も、西洋人が思う「オリエンタル」に見えなくもないし、現在の日本人が海外から思われてる「男はみんな変態で女はみんなAV女優」っていう感覚に沿っているつくりになっていると言えなくもない。

なので、韓国人が思う、日本人の西洋に対するコンプレックスが現れている感じとか非常に面白い作品だと私は感じたけど、万人向けの大衆娯楽映画じゃありません。
精神的に大人な人向けな作品。
かなり作家性が高く、全然受け容れられない人も多いとは思うけど。

でも、パク・チャヌク監督の作品って『オールド・ボーイ』しか見ていないけど、それもそういえば、ちょっと性的に倒錯した世界を描いている部分もあったし、なにより、大人向けの作品だったから、きっとそういう人にしか相手にしないつもりなんでしょうね。

予告編をみて、気になった方は、見ても損しないと思います。
逆にダメだったひとは、自分の直感を信じて、見ないのが吉かと。

それにしてもこの日本版タイトル、『アガシ』じゃダメだったのか?
『アジョシ』は「おじさん」ではなく「アジョシ」だったのだから、アガシで良かった気がするのだが。

http://ojosan.jp/
http://coco.to/movie/83576
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86437
https://www.imdb.com/title/tt4016934/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=76467

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韓国映画『渇き』を観たんだけど、宗教や死生観が問われる難解な作品でした。 [映画]

2017年3月11日 GyaO
2017年に観た17本目の映画

パク・チャヌク監督作品。
ある程度、キリスト教への理解が無いと、面白くもおかしくも無い作品。
まぁ監督の名前を読めば、作家性が強い作品で有ろう事は、容易に想像が付くと思うけど。
その通りの作品な訳で。

簡単に言うとバンパイア映画なんですけどね。
ただ、それが人間の業を深く描くために必要な設定だったと思える不思議で、尚且つキリスト教への理解が浅い私には難解に感じました。

じゃ、つまんなかったかと言うと、そういう訳でも無く。
人間の欲深さについて、こちらに突きつけてくる辺りや、苦いと言うか、無常観を漂わせているラストは、やっぱり韓国映画ですよね。

言葉で表すのが難しい作品ですが、あらすじ読んで興味を持てれば、見て損は無いと思いますよ。

http://coco.to/movie/882
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=40667
https://www.imdb.com/title/tt0762073
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=43641

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アメリカ・ドイツ・フランス映画『スノーデン』を観たんだけど、彼の暴露理由がようやく理解できた。 [映画]

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2017年2月22日 TOHOシネマズ新宿
2017年に観た16本目の映画

以前に観た『シチズンフォー スノーデンの暴露』は、とても興味深いドキュメンタリー映画だったのだが、スノーデン氏の「暴露理由」については、今ひとつわからなかったので、この作品なら、わかるかと思って見てみました。

それとやはり、スノーデン氏の特異なパーソナリティについては、興味を持ちました。

彼はIQが一般的な人より高い気がします。
恐らくはそこからくるのであろう、不思議な雰囲気。

そういう人の半生が、どのようなものだったのか、というのは、とても気になりました。

ふむふむ。
そういう事なのか。
ちょっと脚色されている気がしなくもないけど。

通信傍受については、高校生くらいの時かな、青森の三沢にあるアメリカ軍の基地に「象の檻」と呼ばれる通信傍受施設があって、日本国の電話を含む全ての通信を傍受しているという話しを聞いたことがあったので、スノーデン氏の暴露は、報道当初から「たぶんホントだろうな」と思ってました。

ただ、彼の経歴で、自ら志願して軍隊に入隊していた事。
それも、肉体を酷使する特殊部隊に所属していた事は、この作品を見るまで知りませんでした。

なんだか意外なんですよね。
頭脳を使う事に長けている人特有のひ弱さを漂わされているように見えるスノーデン氏、実は肉体を酷使する事を自ら望んでいた過去があったとは・・・

そこまで愛国心を持っていた彼が、何故、祖国を裏切り、祖国を追われ、あのような暴露を行なったのか。

まだ、この作品でも語られていない"何か"があるような気もするけど・・・
それは、数十年後明らかになることなんでしょうね。

それと、この作品、少し前に見た『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』にも繋がる作品だと感じました。

スノーデン氏が行なっていたデータ収集が、アイ・イン・ザ・スカイで描かれていた世界で、利用されている事に気がつく。

こういう順番で見ると理解しやすいかも。

『スノーデン』→『シチズンフォー スノーデンの暴露』→『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』

アメリカ中心に世界を見ていくと、インターネット上に流れる情報を無尽蔵に収集できる、という事が、いかに国益にとってプラスになる事なのかという事が見えてくる。

そのプラスを考えたら、個人のプライバシー侵害というマイナスなど、どうでも良い事なんだろうね。

それと、昔のように、フェイス・トゥ・フェイスで、直接誰かと会うことの価値が、以前より高くなると思う、今後、情報化社会が進めば進むほど。

http://coco.to/movie/40764
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84647
https://www.imdb.com/title/tt3774114
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=89198

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イギリス映画『アイ・イン・ザ・スカイ』を観たんだけど、戦争映画ではなく、政治映画ですねこれ。 [映画]

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2017年2月15日 シネマート新宿
2017年に観た15本目の映画

金正男暗殺事件が起きて、この作品を見てしばらくしてから。

で、気がついたんだけど、この作品で描かれている状況も、簡単に言うと「他国で、自国にとって有害な人物を抹殺」という意味では同じ行為なんじゃないかと。
手段は違うけど、目的は同じなんじゃないかと。
一応、大義名分はあるけどの、本作で描かれている状況では。
でも、それでも他国民を暗殺する事が正当化されるのかは、よくわからない。
というか、たぶんダメでしょ、法的根拠も怪しいし、倫理的にも許される事じゃないのでは、と思った。

実際に、少女が1人攻撃目標のそばにいるとして。
こんなに躊躇するのかな、と感じた。

躊躇させている少女は、同盟国の国民ではあるけど、自国民ではなく。
しかも白人でも、キリスト教信者でもなく。

それで、こんなに躊躇するなんて、そんな良心が、米英の軍属にあるのかな?

政治家が狼狽えるのは、よくわかる。
どこの国でも、事なかれ主義なんだろうから。

だけど、軍属はどうだろうか?
一応、テロリストが自爆テロを発生させそうなので、それを阻止するための攻撃、という大義名分があり、文民統制が効いているからこその攻撃躊躇という描写になっているのだけども。

ホントに、こんな理性的な判断するのかな軍属が。
命令系統なんて無視するんじゃないの?大義名分さえ手に入れば。

我が祖国、日本国の軍隊ではなく自衛隊ですら、文民統制が怪しい状況なのに・・・

夢物語では、もちろん躊躇する軍属であって欲しいという願望はあるけど。
そして、この躊躇が、願わくば日本国内で同様の事態が発生した際にも、発露されますように・・・

米英の軍属は、無慈悲に見殺しにしそうだもんな日本人なんて白人じゃ無いしキリスト教信者でもないし。笑

民生用のドローンが登場したときに、それと人感センサーを組み合わせれば、自動で人間だけを殺す機械が、簡単に作れる時代がついに来たか、と感じたんだけど。

それがあれば、さらにテロが簡単にできるよね、自爆テロで人命を失う事無く、民生用ドローンを操縦してテロを行う事が。

今後、テロ行為は、益々簡単に、そして威力はより大きくなっていくのだろうという事を感じずにはいられない作品でした。

そして、世界は、私が思っている以上にテロにより疲弊し、混沌としているという事も垣間見る事ができました。

http://coco.to/movie/83058
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84763
https://www.imdb.com/title/tt2057392/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=96929

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日本映画『ANTIPORNO アンチポルノ』を観たんだけど、そう言えば、この監督の語り口は苦手だったのだった。 [映画]

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2017年2月15日 新宿武蔵野館
2017年に観た14本目の映画

かなり見る人を選ぶ、そして好き嫌いが分かれる作品ですよね。
そういう作品、嫌いじゃないのですが、これは苦手です正直。

えっとですね、見始めてから気が付きました。
園子温監督、そういえば以前見た『地獄でなぜ悪い』も苦手だったなぁと。

同じ語り口ですよね。
もちろん、物語は、違うのですが。

苦手な語り口の上に、なんだか学生映画みたいなアート表現というか、抽象的表現が降りかかってきて、監督のファンには、たまらないのでしょうが、そうでは無い私にとっては、つまらないというか、苦痛というか。

人間同士のつながりを描いている気がするのですが、それにしては、妙に画面がキレイで、猥雑さがあまり感じられなかったのも、なんだか雰囲気が違うなぁと。

8ミリとか16ミリとか低解像度のフィルムで撮影したら、また違った雰囲気になっていたような気もします。

『縁に立つ』で知った某女優さんが出演ということで見に行ったのですが、唐突なヌードに驚きました。

その女優さん以外が印象に残らないのが、なんだか作品として歪だと。

そういう歪さを狙っているんでしょうけど、もう少し泥臭さがあった方が、好みでしたね。

某女優さんの実年齢からすると驚愕のキレイなヌードに+10点です。

http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot/antiporno/
http://coco.to/movie/83041
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=87084
https://www.imdb.com/title/tt5973032/
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=107503

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